皆様もニュースなどでご存じかと思いますが、10月に20年ぶりの式年遷宮が行われ、伊勢神宮が新しくなりました。さらに今年は、5月に出雲大社も60年ぶりに御遷座があり、陰陽の神様が新しくなる稀有な年と言われています。

新しい伊勢神宮は、本殿が東の座から西の座へお移りになったわけですが。西の座は「金の座」とも言われています。金の座のときは、過去の統計から、とかく世情が不安定になる……という結果があるのだとか。

なんか、景気悪い噂ばっかり聞こえてきますが、そんなときだからこそ、パワースポットで金運アップのゲンを担いでみませんか?

■創建はなんと、源頼朝


関内駅北口からガードをくぐり、繁華街歩いていくと、建物に並ぶように鳥居が建っている関内・厳島神社。大通り沿いを歩いていると、突然出てくる……といった印象です。


でも、実は表から入った鳥居の正面にあるのは駐車場。一度メインの鳥居から入り、駐車場前で外に出て、さらに通り沿いの別の鳥居から参拝し直す、みたいなイメージでしょうか。


一歩中に入ると静寂な雰囲気がして、ちょっと不思議な感覚が味わえます。

昨今の神社事情などもあり、長い歴史の中でこのような形になったのかもしれないですね。


こちらの神社、「厳島神社」とされていながらも、なぜか鳥居の上には「横濱弁辨天」と掲げられています。


この社の創建は古く、なんとあの源頼朝が島流しにあったとされる伊豆国土肥(現在の静岡県伊豆市)から勧請したと伝えられています。そして、のちに、江戸城を築城した太田道灌が社殿を再建したといわれています。

ちなみに、「勧請(かんじょう)」とは、神様の御霊を分霊(本社の神社から分けて頂くこと)し 新たに別の土地にお祀りすることをいいます。つまり、それだけ信仰が厚いあらわれともいえるわけで、頼朝が信心深かったことがうかがえるエピソードともいえますね。


社殿脇にある瓢箪池。池には亀が二匹仲良く日向ぼっこしていました。

この神社は、実は徳川家光から朱印地を与えられたという、由緒ある場所だったそうです。


瓢箪池をまたぐように太鼓橋があり、その先に銭洗弁天社があります。


珍しいタイプの銭洗弁天。小さいけれど、お金を清める、ざるも置いてありました。

その昔、この境内の瓢箪池から清水がわき出たため、「清水弁天」とも、所在地から「横浜弁天」とも呼ばれた、というのが謂れ(いわれ)だそう。

元はとても広大な神社で、南は太田町5丁目、北は南仲通5丁目、東は弁天通5丁目、西は海岸で寄州になっていて、なんと!1万2千坪という広さがあったのだとか。

現在の神奈川県立博物館(横浜正金銀行本店跡)のあたりに、一の鳥居があったとされています。

元は、四の鳥居まで存在していたそうですが、開港後門前が弁天通として整備され、その後1869年に街区拡張のため、現在地の羽衣町に移転。厳島神社と改称し、現在の形に落ち着いたようです。


境内にある、稲荷神社の手水舎跡。植木の中に隠れるようにありました。元は稲荷神社にも直接お参りできるような、大きな神社だったのかもしれないですね。


境内にあるお稲荷さんは「豊受稲荷」。”ゆたかいなり”と読むそうです。お稲荷さんということで、狛犬はお狐さんなのですが、ここは二通りいます。写真はオーソドックスなお顔ですが、実はそうではないものが三体います。どんなお狐さんかは、ぜひ参拝に行かれてご確認くださいね。

詳しい謂われは記されていませんが、ちょっと探ってみたところ、どうやら豊受稲荷神社の本宮は千葉の柏市にある模様。

神社には「神紋」と言われ、人間の世界で言う家紋みたいなものがお社ごとにあるのですが、この豊受稲荷神社本宮の神紋は、先ほどの手水舎の紋と同じ。これによって、ある程度はルーツが追える、ということになります。

神様も系譜を追うとちょっと人間っぽいですね。豊受稲荷が神仏習合の珍しい稲荷社というのも、日本の神社は明治以前は神仏習合が一般的だったので、この厳島神社の創建の古さを考えれば納得です。

神社やお寺には「由緒」といって、その神社やお寺の歴史みたいなものを記したものがあります。どういう背景でその神様がお祀りされることになったのかは、ほとんどの場合は由緒を見ればわかります。

印刷物で配っているところもあれば、境内に立ててあるところもありその形はいろいろです。境内には由緒が見つからなかったので社務所で由緒を頂けないか聞いたところ「うちではそういうのは出していないです」との答え。

なかなか宮司の方とゆっくりお話しするチャンスもないですが、例祭のときなどに行ってみると、知らなかった横浜の歴史についてお話を聞けるチャンスがあるかもしれません。

駅から歩ける金運スポット。年末に向けて、パワーを頂きに行ってみては、いかがでしょうか?

 

関内・厳島神社(横浜弁辨天)

神奈川県横浜市中区羽衣町2-7-1
  • アクセス:JR関内駅北口徒歩5分
  • 連絡先:045-261-1894
  • 主祭神:市杵島姫尊、多紀理姫尊、多岐都姫尊
  • 別名:洲干弁天、杉山弁天
  • 例祭:8月1日

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