地下鉄阪東橋駅・吉野町駅、京急黄金町駅からほど近い住宅街。大通りの雑踏から離れた閑静な住宅街の中に、そのカフェはあります。


◎【カフェ ショコラ】さんの店舗外観◎

そのお店は【カフェ ショコラ】。「ショコラ」という店名は、ご店主の飼い猫の名前から。


◎「ショコラちゃん」のイラスト入りのインテリアが印象的◎

暖色カラーの照明が心地良い店内には、ご店主がセレクトした雑貨や食器が並びます。遊び心あふれるラインナップに、顔がほころぶことでしょう。


◎とぼけた表情が愛らしい、猫のぬいぐるみ◎

ご店主の中根さんは、もともと雑貨の収集が大好きでした。「旅先で見つけた可愛い雑貨を集めて、いつかお店ができたら」と、漠然と考えていたといいます。一方で、20代でお料理の楽しさにも目覚めました。「一生懸命作ったものを誰かに食べてもらったときに、喜んでもらえたのがとても嬉しくて」。


◎お店を切り盛りする中根さん。3匹の猫と暮らしています◎

その後、調理師免許を取得。同店は、中根さんの色んな「お気に入り」や「喜び」がリンクしたかたちで、2010年12月にオープンしました。

お気に入りの詰まった宝箱

「この食器は、自由が丘の雑貨屋さんで見つけました。風合いが珍しいけど、そんなにお値段は高くありませんよ」「こっちは、友人からのプレゼントで…」。こだわりの感じられる雑貨類のルーツを問うと、1つ1つ優しく丁寧に説明をしてくださる中根さん。


◎珍しい風合いのNoritakeのカップは、中根さんのセレクトです◎

彼女のラテアートにも、そのお人柄が垣間見える気がします。「独学なんですよ」というラテアートは、ニッコリ笑った猫とハートがモチーフ。


◎猫好きが喜びそうなラブリーなラテアート。ホッコリと心身を温めてくれます◎


◎ふっくらとした人気の自家製パンは1日4個限定。早い者勝ちです◎


◎フルーツたっぷりのイタリアンソーダは、女性に人気◎

漆喰の壁と、高い天井。開放的な空間を、温もりのある照明が包み込みます。「自分たちで改装した」という店内だからこそ、にじみ出る素朴さの魅力。カフェラテを飲みながら、ゆっくり目を閉じると、時間の流れるスピードが緩やかになっていくのを感じるから不思議です。


◎さまざまなシェードが、光の色を微妙に変化させている◎


◎この日はDiana Krallのメロウなジャズナンバーが流れていました◎

地元の人たちの愛情に支えられて

「念願のお店を持ったとき、『やっと夢が叶った!』という感じでしたか?」。店舗経営へ第一歩を踏み出したときの感想を問うと、中根さんは、「喜びもありましたが、いよいよこれからだという、不安の方が大きかったかもしれません」と答えてくれました。だからこそ、開店から3周年を迎えるにあたり、家族をはじめ、「地元の人たちの支えに感謝している」といいます。

時折、バラの苗を分けてくれたり、体調を崩した彼女に、「体力をつけなさい」と、大学芋の差し入れを持ってきてくれるご近所さんもいるのだとか。そんな地元の人たちとの温かい繋がりを、愛おしそうに語ってくれました。


◎中根さんからのクッキーのプレゼントにご機嫌。ご近所のルイちゃん◎

これからも地域の交流を大切にしていきたいと語る中根さん。喧騒から離れた住宅街で、ゆったりとしたペースを保ちながらお店を切り盛りしていくことが、「自分の性格にあっている」といいます。ベビーカーを押しながら訪れる女性や、犬の散歩の途中に立ち寄るご近所さん、ゆっくりと読書をしたくて訪れるカフェ好きの若者。それぞれが、【カフェ ショコラ】での時間やお店との関係を大切にしているのでしょう。

一体何時間取材していたのでしょうか。気がつくと、とっぷりと日が暮れていました。この「あっという間」が、【カフェ ショコラ】の魅力です。


◎閉店間際の【カフェ ショコラ】にて◎

Cafe Chocolat

横浜市南区山王町1-8-11 1F