第一シープ保育所は、NPO法人横浜草の実会が運営している、都筑区にある横浜保育室です。横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」から徒歩5分、ブルーラインと中原街道の間の住宅街で、マンションの一階が園舎になっています。
園児数は、0歳~2歳までの29名で受け入れをしています。保育時間は、朝夕の延長も含めると、平日7:00~21:00となっています。


NPO法人横浜草の実会が仲町台地域で運営している保育園は、「第一シープ保育所」のほかに、すぐ近くに「第二シープ保育所」があります。0~2歳を第一シープ保育所で、3歳以上を第二シープ保育所でお預かりしています。
認可外保育所であることを最大限に活かし、「抱っこに おんぶ 甘えんぼうでいいんだよ」を合言葉に、子どもが子どもらしく成長できるよう、大人がしっかりとひとりひとりを受け止めながら過ごすことを大切にしているそうです。
子どもにとっても保護者にとっても居心地の良い、生活しやすい保育園を目指しているといいます。


かつては農村地帯だった都筑区ですが、現在は園の周囲は小規模マンションが立ち並ぶ住宅街になっています。
玄関から入るとすぐ掲示板があり、右手に保育室でその奥が事務室となっています。さらに進むと、外観からはイメージがしにくかった保育室内を見渡すことができます。整頓されていて、活動スペースも広く確保されていました。
取材にお邪魔した日は、室内での新聞遊びをやっていて、職員が大きくビリビリと破いた新聞紙をさらに細かくちぎったり、食べ物に模して先生やお友だちに差し出したりと、楽しそうにしていました。


職員が考えたという園のキャラクター「シープくん」は、園舎内や月に一度の『シープくんだより』など、いろいろな場面で登場しています。ふわふわでいつも笑顔のシープくんのように、子どもたちもとても元気に過ごしています。
春には、羊の毛刈りを体験できるイベントもあるのだとか…?ひつじに縁のある保育園です。


子どもはもっと泣いたりぐずったり、「自分の気持ちや想いをたくさん表現して、甘えていいのです。」と話す園長先生は、教育の場では、心を通わせ合えることが大切だと考えているといいます。
そのためには小規模な環境であることが重要で、保育施設も、地域の中で「暮らしに合った規模」で運営できるよう、あえて少人数の施設を運営しているのだそうです。
その中でもさらに、同年齢保育と混合(異年齢)保育を心がけています。個々の成長過程を大切に大人が受け止めてあげる姿勢を徹底しているので、子ども同士で自然とやり取りが生まれて物事を理論的に考えることができるようになり、どの子も小さいながらにも力強く育っているといいます。


職員は18名、人間の年齢に応じた成長過程を科学的に把握して、対応できるようにしているのだそうです。なぜ離乳食が必要なのか?や、直立するための発達の仕組みは?など、“論理的に”保育をすることを大事にしています。
子育て経験や認可園での勤務経験のある職員も多くいますが、第一シープ保育所で論理的に保育を考えることに、最初は戸惑いを感じることもあるのだとか。それでも、自身の子どもとの関わり方や保育観を改めて振り返り、新しく学びを得ることが多いのだそうです。
その分、「毎日が全力勝負」とのこと。常に現状を直視して、保育に携わっていくことを第一に考えているそうです。


園長先生は、横浜保育室という性質を最大限に活かした保育施設を運営しながら、どの施設でも公平に公的資金を受けられるような、“差をつけない制度”を作っていくこと、「みんなが助け合える“お互い様”の精神」で、どうしたらいいかを考えていける社会にしたい。そのための発信を保育所からしていきたいのだと、活き活きとした表情でお話くださいました。

卒園時には「シープでよかった」という言葉も多くもらうそうで、保護者との関係作りも大切にしていることが伺えます。保育をするだけではなく、大人が子どもの想いを出来る限り想像し、共感して受け止めてあげることに全力を注いでくれる保育園だなと感じました。

園長先生から、保育園をお探しの父母の皆様へメッセージをいただきました。

「保育園はどこの施設もとても頑張っています。設備だけを基準にした規模や利便性だけでなく、“子どものために、どうしているのか”を見てほしいですね。子育ての先輩に聞いてイメージを膨らませたり、ご自身や家庭の保育観を持った上で、保育園探しをしてください。」

 

NPO法人 横浜草の実会
第一シープ保育所

都筑区仲町台1-14-24