2002年、全国初の子ども専門のお菓子教室をスタートし、今年で8周年を迎える「ミサリングファクトリー」さん。

料理はあらゆることにつながるという信念のもと、子どもたちの大好きな「お菓子」を通して、生きてゆくうえでの基本的なマナーや知識を身につけ、人間力を培うことを目的としたレッスンを行っています。

これまで数多くの生徒さんが、レッスンを通して、つくる喜び、味わう楽しさ、そして何より食べることは生きることに直結していることを学ばれていったことでしょう。

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今回は、「ミサリングファクトリー」代表の松本美佐さんに、お教室のことや、5月4日(月・祝)に開催される感謝祭についてお話を伺いました。

■お菓子づくりを通して学ぶ、多くのこと

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8周年おめでとうございます。従来ある一般的なお菓子教室とは違い、大変深いコンセプトを掲げるミサリングファクトリーさんですが、そこに至るまでの想いやストーリーなどを教えていただけますか?

「一番最初は“自分が行きたい教室”を作ろうと考えていました。教室は、自然と同じ価値観の方が集まってくるものだと思います。会員さんがユニークな方が多いので、結果的にとても楽しいコミュニティになりました」

お教室には、未就学児から中高生、専門的なコースまで、幅広い年齢層の生徒さんがいらっしゃいますが、小さいお子さんを教えていて感じることや、ここはスゴい!と思われることなどあればシェアいただけますか?

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「私の教室では、3歳の子から包丁も火も使わせます。『やってごらん』というと一生懸命挑戦します。始めてのことはとても緊張したり怖いと思うので『出来なかったら手伝ってあげるから。』と声をかけるのですが『出来ないからやって』という子は本当に見事にいません。”ハンドミキサーで3分間泡立てる”など大人でもかなり大変ですが、小学校低学年の子もやってしまうのです。こうして出来ることがどんどん増えていきます。『まだ無理だろう』というのは大人の勝手な思い込みだなといつも教えられます。

また未就学児さんは、のびのびとしていて、思ったことを自由に言ったり、自分で考えてやってみて失敗したり、とても自由ですが、小学校に入り学年が上がっていくとしだいにおとなしくなってしまいます。社会で子どもたちが“指示されてから動く”を植え付けられているのを感じます。ミサリングファクトリーでは、うまく出来なくても時間がかかっても、子どもが主体的に動き、“出来た!”という成功体験をすることをとても大切にしています」

本来ひとりひとりの子どもが持ち合わせているチカラを、お菓子づくりという切り口で引き出してあげる。今のエピソードをお聞きし、そんな印象を受けました。

■大人は手を出さず、さりげなくサポート

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お子さんを教えるにあたり、注意していること、意識していることなどあれば教えてください。

「大人は手を出さないが子どものレッスンのルールです。とはいえ、うまく出来ないこともあるし、時間の制限もあるので、失敗させないように、せかさないように、さりげなくサポートを入れることが子どもレッスンで意識していることです。ひとりひとりをよく見て、良いところを見つけたら褒めるというのも大切なことだと思っています」

素晴らしいスタンスですね。さりげないサポートというのはさじ加減が難しそうですが、このように小さなやり取りのひとつひとつから、子どもは大きな成長を得るのではないでしょうか。

月ごとに教えるお菓子が変わると思いますが、どのように選ばれるのでしょうか。

「クッキー、ケーキ、お料理、パンなど作るものバランスを考えて年間メニュー決定します。季節の素材もなるべく取り入れるようにしています。生徒さんに作りたいものアンケートを取って、参考にしています」

■“お菓子星人”から広がる、喜びの輪

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松本さんご自身が一番好きなお菓子は何ですか?また、つくる上で難しいと思われるお菓子があれば教えてください。

「食べるのが好きなのはアイスクリーム。最近は和菓子が好きです。技術的に難しいお菓子は色々あります。レッスンをするのが難しいお菓子は、時間がかかるもの、材料費がかかりすぎるもの、工数が多いものなどでしょうか」

松本さんにとって、お菓子をつくるうえで、一番の喜びは何でしょう。また、教えるうえでの喜びも合わせて教えてください。

「お菓子作りが好きな人を“お菓子星人”と呼んでます。わたしももちろん“お菓子星人”です。“お菓子星人”は、作るのことが好きなのです。同じように作っても微妙に仕上がりが違うので快心の出来の時はとっても嬉しいです。
教える上では、『作ったお菓子がとってもおいしかった』とか、『家族に喜ばれた』という話しを聞くととても嬉しいですね。子どもたちは、包丁の使い方や片づけ方など、身に付いたことを実践してくれて、学校やアルバイト先で褒められたなどという話しを聞くと、単に嬉しいだけでなく、お菓子教室をやっていて良かったなと思います」

つくることに喜びを感じる”お菓子星人”さん。なんともキュートなネーミングで、そんな人がひとりでもいると、周りの人もほっこり幸せな気分になりそうです。

■8年の感謝を込めたイベント「ミサリングファクトリー8周年感謝祭」

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・5月4日(月・祝)に開催される8周年イベントについて、当日の見どころ、おすすめポイントなどあれば教えてください。

「周年祭は、毎年大好評の子どもたちが運営するスクールカフェがメインです。自分たちでコストを考えてメニューを決め、必要なものを準備し、前日にお菓子を作って当日サービスします。終わった後は会計報告をし、収益は全日本里親会の「大震災こども救援基金」に寄付しています」

<当日のコンテンツ>

◎スクールカフェ(デザートプレート500円)

生徒有志による1日カフェ。企画・お菓子づくり・サービスまですべて子どもが行います!
※13時~”ひみつの大人セットwithカフェサカモト販売!
※数に限りがあります。

◎焼き菓子販売

オリジナイーストマフィンをはじめ、アイシングクッキー、大人気の苺メレンゲ、ガトーショコラなど、普段は販売していないミサリングファクトリーのお菓子を購入できます。

◎旅するコンフィチュール販売会

大人気「旅するコンフィチュール」さんの人気ジャムを販売!当日はオーナーである違克美さんもご来場。

※イベント詳細については、こちらをご覧下さい。

 

子どもたちが成長するうえでとても重要な要素でもある「自主性」や「協調性」

「ミサリングファクトリー」さんでは、“お菓子をつくる”という経験を通して、つくる喜びだけでなく、自ら考えチャレンジするチカラと、人と何かを分ちあいながら進めてゆく能力が身につけられそうです。
松本さん、素晴らしいお話をありがとうございました。これからのご活躍も楽しみにしています!

 

【キッチンスタジオ 横浜ミサリングファクトリー】

神奈川県横浜市港南区丸山台2−38−2濱ビル2F
  • 営業時間:10:00~17:00(月曜定休・他)
  • 教室(レッスン)スケジュール:こちらをご覧下さい
  • 問い合せ:info@misaling.net
  • ホームページ:http://www.misaling.net/◎8周年感謝祭◎
  • 日時:2015年5月4日11時〜16時
  • 会場:神奈川県横浜市港南区丸山台2−38−2濱ビル2F「ミサリングファクトリー」内
  • 入場料:無料